PRO-BIT方式を採用したCDプレイヤー。ヤマハ独自のPRO-BIT(Precise Reproduction of Original Bit)方式を搭載しています。PRO-BITでは、CDから読み取った16bitデータの時系列的な変化から量子化誤差の補正値を求め、20bitデータに変換しています。具体的には、ヤマハが持つ20bit録音データと、そのデータの下位4bitを切り捨てて得た16bitデータについて約2万パターンをLSIに記憶し、CDから読み取った16bitデータと比較して20bitレベルへの補正値を求めるもので、これによって微小レベルの変換誤差を大幅に改善しています。D/A変換部にはヤマハ独自のI-PDM DACを搭載しています。この方式では、個々の波形パルスを独立して扱っており、仮に出力パルス波形が理想的でなくても原理的に歪を発生することがなく、高純度のアナログ信号が得られます。ローインピーダンス駆動能力に優れたLiD電源を採用しています。サーボ回路にはインテリジェントデジタルサーボを採用しており、トレイにセットされたディスクの状態に応じて最適な状態でトレースします。真鍮製メカベースやダブルボトム採用の高剛性シャーシ、エクセーヌ素材を貼ったディスクトレイなどによって振動の影響を抑えています。光と同軸の2系統のデジタル出力端子を搭載しています。また、可変式と固定式のラインアウト出力端子を搭載しています。テーププログラムやオートスペース機能、シンクロREC機能を搭載しています。