【 アメリカ製 スペンサーM1860七連発騎兵銃 】です。スペンサー七連発銃は、１８６０年、アメリカで発明された世界最初の後装式連発銃で、歩兵銃と騎兵銃があり、アメリカ南北戦争に活躍。 日本には慶応年間に佐賀藩が輸入したのが最初といわれ、戊辰戦争では新政府軍が多く装備したスペンサー七連発銃が奥羽の戦いで活躍、その威力を発揮して、奥羽諸藩からは『 元込七連発銃 』と恐れられた最新式後装銃です。『 NHK大河ドラマ 八重の桜 』において、主人公の会津藩砲術家の娘山本八重(後の新島八重)役の、綾瀬はるかさんが使用し、全国的に有名になった古式銃砲で、戊辰戦争会津の戦いでは、慶応４年(1868)８月２３日、会津藩砲術家の娘山本八重は、この銃を持ち会津鶴ヶ城に入城し、一隊を率いて鶴ヶ城北出丸に殺到した新政府軍に向け発砲、この戦いでは土佐藩諸道軍監 小笠原唯八、三番隊長 小笠原謙吉が戦死、薩摩藩二番砲隊長 大山弥助(巌) (後に元帥・陸軍大将)を負傷させたのは、この新式銃と伝えられております。明治・大正・昭和・平成・令和と、時の所有者が大切に手入れ・保存をしていた為に、時代的にとても程度が良く、レバーの上下、ブリーチ・ブロックの上下作動が非常にスムーズに行えます。銃床内に入る、七発のチューブ型弾倉も状態が良く完全で、容易に着脱が行えます。銃身内のライフルも深く残されており、未使用に近い状態と思われます。銃身上部には、『 SPENCER REPEATING (一行目) 』 『 RIFLE CO．BOSTON MASＳ．(ニ行目) 』 『PATD MARCH６ １８６０(三行目)』のメーカー刻印とパテント刻印が三行に刻まれており、綺麗な状態で見られます。また銃身上部後方にあるシリアルNo.１０６７９７も、はっきり確認することができます。銃身上部脇には、明治五年の銃器調査の際の検査印である、『壬申九二七 群馬縣』の刻印があり、明治五年当時には群馬県内にあったことがわかります。ハンマ―は、ハーフコック・フルコック共に可能で、ハンマーと引き金が連動する完璧なスペンサー七連発騎兵銃で、教育委員会の登録証の交付された、『スペンサー七連発騎兵銃 』で、このように状態の良いものは今後出てくることは無いように思います。１８６０年式の初期型『スペンサー七連発騎兵銃 』を、是非コレクションに加えられてみてはいかがでしょうか？ 登録証の記載内容は、種別 紙薬包式銃砲、全長 ９４.３センチ、銃身長 ４６.６センチ、口径 １.２センチ、銘文 ( 表 ) SPENCER REPEATING RIFLE CO．( 裏 )BOSTONMASＳ (PATD MARCH６ １８６０ )、備考 壬申九二七 群馬縣、東京都教育委員会交付です。 登録証の記載内容は、東京都教育委員会に確認済みです。委託品の為に、希望金額に達しない場合には、取り消されて頂きますのでご了承下さい。画像をご覧の上「 ノークレーム・ノーリターン 」でお願い致します。落札後にクレームをつけたり、返金の強要を求める方がいると聞きますが、説明文に記載しましたように「 ノークレーム・ノーリターン 」での取引ですので、「 画像等による自己判断が困難な方 」は入札をお断り致します。【 注意事項 】１、取引ナビ以外からのメールのやり取りは行っておりません。２、メール等による「 繰り上げ落札 」を誘うオークション詐欺が報告されているようですのでくれぐれもご注意下さい。落札後は銃砲刀剣類所持等取締法にもとづき購入後２０日以内に、登録都道府県の教育委員会に所有者変更の届出が必要になります。 ※「 所有者変更届出書 」は、落札商品に同封して発送致しますので必要事項を記載の上、投函して下さい。