黒田久美子「作品」5号,紙にパステル,おまけ付(黒田頼綱原稿,光風会冊子,岡田三郎助先生蒐集工芸品展覧会目録など)

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黒田久美子「作品」5号紙にパステルおまけ付(黒田頼綱原稿光風会冊子岡田三郎助収集展覧会目録など)師岡田三郎助中村研一    女流画家協会創立会員、黒田久美子先生「作品」厚紙にパステルを最低設定なしにてスタート致します。 女流作家の先駆けのひとりといえる黒田久美子先生は三岸節子らと女流作家協会を設立するなど偉大な足跡を残されました。 大正生まれの作家にしてその画風は恐ろしいほどに早すぎた画風でございます。まさにこの21世紀の都会の文化、風俗、生活様式を予見するかのようなPOPで洗練された画面です。いまだかつてこんなおしゃれな洋画見たことないくらい可愛らしくも見事な造形美でしょう。銀座7丁目あたりの画廊さんがバブル期にあつかわれた東京芸大の俊英さんたちにかなり彼女の画風に似た作家さんが数名いらっしゃいますが彼女は彼らより30年~40年前から構築された作風です。また80年代に国際形象展で招待されたフランス現代作家たちよりもこの画風は先と思います。 素描チックな黒の描線が彼女の根幹でありその繊細柔らかな描線に薄く水彩チックに塗られた油彩は本当におしゃれで彼女の都会的センスが光ります。 黎明期の画家にありがちなハングリー精神と無縁な作家ゆえあまり画廊さんのサポートがないため市場に出回っておりませんが世田谷美術館や光風展、女流展などに精力的に出品され年を追うほどに、また外遊を重ねれば重ねるほどにその色彩、洒落た構図は進化されました。 今のようなPOPな色彩がそこかしこに目障りなほど蔓延されてる現代ではなく戦争をまたいだ陰鬱な世の中、重苦しい作品だらけの画壇から生み出されたのはかなりの進取の人物と思います。 おまけとしまして黒田頼綱先生がなんらかの新聞か雑誌に寄稿された原稿「やまねの話」「東京ところどころ(3)」「南京から北京へ 津裏線」、岡田三郎助先生蒐集工藝品展覧会(昭和15年日本橋高島屋)目録、「指導要項 絵を描くには」(光風会研究所指導係編などを差し上げます。 ご検討、ご入札の程、どうぞよろしく御願い申し上げます。

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