Blue Note移籍前に所属していた、英国の名門レーベル[Tempo Records]での最後の録音となった幻の英国産シネジャズ作品。カルテット名義で残されたたった二枚のEPの内の一つで、[Ronnie Scott Blows With The Dizzy Reece Quartet(EXA-45)]でも一緒だったPhil Seamen、57年のBarney Wilen Quintetにも参加したカナダ人ベーシストのLloyd Thompsonと、英国ジャズ界最強のバリトン奏者Tubby Hayesを迎えた二菅フロントのカルテット編成での一枚です。重く気だるい雰囲気の重厚なベースラインから始まる”Main Title (Nowhere To Go)”、約半分以上のSeamenによるアフロキューバン調のドラムソロから始まり、一気に駆け抜ける”The Escape And The Chase”、ゆったりとしたリズムに乗ってブロウ合戦を繰り広げる”The Search (On The Scene)”、そして不穏な空気が漂うクールな一曲で二菅のユニゾンによるラスト曲”The Search (On The Scene)”まで、全曲最高にクールなシネジャズ作品です。大変貴重な当時のオリジナル盤です。音源自体はコンピ盤CDでも聞く事が出来ますが、アナログ盤ではこのEPでしか聞く事が出来ない四曲です。ご存知のように、当時の英国Tempo盤はReeceに限らず何もマニア垂涎の激レア盤で、此方の盤も非常に入手困難な一枚です。現在現地でも200ポンド以上の価格で取引されており、国内中古レコード店では50000円前後の価格がついていますが、今回はコンディションを加味した半値以下で放出します。まず此方のオークションでは見かけない一枚ですので、お探しだった方や興味がある方は是非ご検討下さい。■リリース情報Tempo Records EXA 86英国オリジナル盤　EP1959年リリースオリジナルピクチャースリーブ両面ラミネート/フリップバックトライアングル・センターあり■コンディション盤　VG(スレ、表面上の浅い小傷、薄いヘアラインが目立ちます。各サイド共、冒頭曲の半ばくらいまでに軽いチリ、軽いパチがやや目立ちますが、以降はチリは軽減され、パチ音も時折感じる程度です。針飛びや酷いノイズは無く、まだまだ楽しめる盤だと思います。レーベルに若干の薄汚れ。センターありの状態です。)スリーブ　VG(スレ、小さな角打ちあります。裏側にテープ跡、経年による変色、薄汚れあります。上辺全裂け(内側から紙テープ、ポンドでリペア済)あり。表側のオープンサイドにラミネートの小さな破れ、2cmほどの破れ(リペア済)、テープ跡、ペンによる色補修あります。内袋は手製の高級グラシン紙スリーブです。)此方の商品は現状渡しになります。基本的に検盤は目視にて行っております。気になる箇所がある場合には試聴しておりますが、全面試聴はしておりませんので、見落とし等が有る場合がございます。また、再生環境等により聴感上で違いがある場合がございます。併せて御了承の程お願い致します。コンディション等の表記はあくまでも主観的なものです。御参考までにお願い致します。中古品である事を御理解の上、NCNRのお取引を御願い申し上げます。試聴音源は敢えて最悪のセッティングを想定し、簡易ポータブルプレイヤー(ステレオ針)から直接PCに取り込んだWAV音源を使用しております。クリーニングやモノラル針、針圧等でノイズの軽減はありますのでご参考までにどうぞ。(古い音源は順次削除して参りますのでご了承願います。)