ゴールデンウィーク直前に品質の優れた鉱物を揃え、ゴールデンウィーク特別放出品を出品させて頂きます。サイズ：約113x90x71mm重量：約542グラム産地：Hesselbach Mine Oberkirch Oberkirch Ortenaukreis Freiburg Region Baden-Wrttemberg Germany.1959年に閉山したドイツの古典蛍石産地であるヘッセルバッハ鉱山からの博物館級蛍石群晶標本、メイン結晶だけでも驚異的な7センチを超えたサイズで、標本全体は11センチを突破し、重量542グラムに達した見かけないマンモス級標本です。団塊状としての流通が圧倒的に多い黒い森蛍にして大変得難く、メイン結晶を含めすべての結晶に結晶面が揃えた産地の非常に優れた産状です。さらに巨大なサイズと優れた結晶状態だけでなく、最も特筆すべきことは7センチの厚さにも関わらず、透過光で際立つ透明度を示す群晶は濃色を特徴とする黒い森蛍の中でも群を抜き、ゲルマン神話に登場する精霊や魔女が出没する霧が漂う暗闇の針葉樹林の最奥に隠される魔法の池水のような極彩色の青碧の色合いに呈し、凄まじい彩度を持つ結晶です。オランダ在住のヨーロッパ産蛍石を集めるコレクターの友人から引き継いだ並外れる個体で、ヘッセルバッハ鉱山が閉山した半世紀経た今では大変貴重な博物館級黒い森の蛍です。ドイツの南部バーデン＝ヴュルテンベルク州に総面積5000平方キロを持つ広大な森林地域が存在し、主要樹種であるドイツトウヒが密生する森の内部に昼間でも日光が届きにくく、またトウヒなどの針葉樹は経年で葉っぱの色が深くなり、黒く見えることで古くからシュヴァルツヴァルトの名を与えられ、黒い森を意味するこの森について数多くの伝説や伝承が現代まで残されました。森に迷い込んだ子供を誘惑するスイーツやビスケットでできた魔女の家はその代表的な例であり、実は古代のゲルマンやスラブ民族が進出の際に何度もこのような針葉樹林に阻まれ、視界の悪い深い森の中に凶暴な野獣がうろつき、森から調達できる食料品も少ないので、少しネガティブな意味を帯びる黒い森を語源に、このような針葉樹林を表す一般的な表現として古代の北部ヨーロッパに定着し、ドイツだけでなく、スウェーデンやノールウェーにも黒い森を意味する地名が存在します。黒い森に対して、食料品となるものの多い人間に優しい照葉樹林を指す光の森を意味する地名も多く存在します。針葉樹と照葉樹からもたらした人間の文化発展への影響についての仮説は文化人類学において一定の影響力を持つ学説で、一読の価値があります。シュヴァルツヴァルトの仄暗い森の深部に位置するヘッセルバッハ鉱山19世紀末から蛍石を金属精錬用の溶剤として採掘されるフッ素鉱山で、鉱脈が尽きた1959年に廃棄され、森に囲まれ交通が不便ですが現在でも鉱山の跡地を訪れることができ、ズリ石が拾えます。こちらの商品はヘッセルバッハ鉱山からの博物館級蛍石群晶標本、メイン結晶だけでも驚異的な7センチを超えたサイズで、標本全体は11センチを突破し、重量542グラムに達した見かけないマンモス級標本です。団塊状としての流通が圧倒的に多い黒い森蛍にして大変得難く、メイン結晶を含めすべての結晶に結晶面が揃えた産地の非常に優れた産状です。さらに巨大なサイズと優れた結晶状態だけでなく、最も特筆すべきことは7センチの厚さにも関わらず、透過光で際立つ透明度を示す(画像6)群晶は濃色を特徴とする黒い森蛍の中でも群を抜き、ゲルマン神話に登場する精霊や魔女が出没する霧が漂う暗闇の針葉樹林の最奥に隠される魔法の池水のような極彩色の青碧の色合いに呈し、凄まじい彩度を持つ結晶です。オランダ在住のヨーロッパ産蛍石を集めるコレクターの友人から引き継いだ並外れる個体で、ヘッセルバッハ鉱山が閉山した半世紀経た今では大変貴重な博物館級黒い森の蛍です。この度、コレクション整理のため出品いたします、この機会を是非お見逃しなく。注意事項※写真は白熱灯環境で撮影しております。※天然石のため、多少のヒビや欠け等のダメージがあります。※お使いのモニターにより写真と実物で色が異なる場合がございます。※サイズや重量に若干のズレがある場合がございます。※台座やミネラルタックは付属しません。不明点につきましては、ご購入前にご確認をお願い致します。